【喧嘩稼業】関修一郎VS佐川睦夫  二人の経歴や強さに迫る!

【喧嘩稼業】関修一郎VS佐川睦夫  二人の経歴や強さに迫る!

白熱する陰陽トーナメント!次戦 柔道VS軍隊格闘術の戦い!

【喧嘩稼業】関修一郎VS佐川睦夫  二人の経歴や強さに迫る!

「週刊ヤングマガジン」本誌ではついに上杉対芝原の決着が着きそうな『喧嘩稼業』。 誰も予想できなかった展開に、陰陽トーナメントから目が離せません! さらにヒートアップする次戦は、関修一郎(柔道)VS佐川睦夫(軍隊格闘)。 ここでは二人の強さや経歴から、試合の考察をしていきたいと思います。

 

注目のファイターについて

まずは、今回フィーチャーする関と佐川についてミニ解説します。

「柔道」関修一郎

柔道無差別級の日本代表選手にして、オリンピック4大会連続金メダルを獲得した柔道界最強の男

また国民栄誉賞も受賞した国民の宝。その圧倒的な強さから、「仁王」の異名を持つ。

関は一般の講道館柔道以外に、高専柔道も経験しており、その技術は全日本選手権で同じく金メダリストの金田保と対峙した際、試合開始6秒で絞め落とすほど。

フィジカルや技の完成度、センスも優れており、十兵衛の師である入江文学からは優勝候補と言わしめる存在。

「軍隊格闘」佐川睦夫

佐川睦夫は、日本拳法の佐川雅夫の長男。

幼少より日本拳法を学んでいたが、中学時代、進道塾の田島彬との試合で敗北し、父に格闘家としての才能を見限られてしまう。

この時、父に捨てられたと思い込み精神が崩壊する。

その後は戦地に居場所を求め、傭兵として前線に身を置く。

いつも独り言を言っており不気味な存在だが、戦場では凄腕の傭兵。軍隊格闘術と日本拳法を駆使して戦う。

試合考察

作中の選手達は、関が優勢だと思っているようですが、実際はどうなのでしょうか?

試合のポイント

  • 初の陽対陰の戦い
  • 投げ主体VS打撃主体
  • 選手達は関を高評価
  • 十兵衛と入江は関を排除したい

試合序盤(打撃戦)

開幕から睦夫が、関を相手に組んで戦うとは思えません、打撃主体で戦うと思います。

打撃では軍隊格闘と日本拳法の睦夫が有利でしょう。

そこで思うのは、はたして関は打撃技を一切使用しないのでしょうか?

同じ柔道の金田は、十兵衛との試合までに打撃中心に練習をして、ある程度実践で打てるように仕上げていました。

もしかしたら関も・・?

序盤の試合展開

睦夫が関と一定の距離を取りながら多彩な打撃技を繰り広げ、関を滅多打ち。

関も防いではいるものの、(打撃が無い柔道はやはり厳しいか・・・)というムードが他の選手達と会場に流れる。

防戦一方の関に対し、睦夫は少しずつ警戒を解き始め、大技に移りだす。その瞬間、関の右カウンターが炸裂!・・・なんてことになったら胸熱ですね。

試合序盤の考察

反撃はありえないと思いますか?ですが何でもありのトーナメントです。

すでに柔道の頂に達している関が、開催までの数か月の間、柔道のみの鍛錬をしていたとは考えにくいです。

いくら関でも、対策無しでボクサーの石橋や、キックボクシングの川口を倒せるとは思っていないハズ。

仮に打撃を習得していたとしても、打撃においては睦夫の有利が覆るとは思いません。

ですが無暗に大技を出せなくなる、「抑止力」としての効果は絶大です。

試合中盤(投げ・絞め・極め)

中盤は関が睦夫の打撃を徐々に攻略し、投げ・絞め・極めに展開していくのではないでしょうか。

投げ・絞め・極めに関しては、関が圧倒的かに思われますが、一筋縄ではいかないのが軍隊格闘の厄介なところ

軍隊格闘にも投げ・絞め・極め技は多数あります。

睦夫が菅野祐太郎と戦った際に見せた、裸絞(バックチョーク)も、顔面蹴りからの流れるような動きで極めていました。

また陰側の思考を持つ睦夫は、容赦無い攻撃を織り交ぜてくるハズ。

中盤の試合展開

関が睦夫の打撃に少しずつ馴れ始め、ある程度捌くことが出来るようになる。

そしてついに腕を掴み取り即座に崩し、寝技主体の高専柔道技へと移行し、そのまま勝負を決めにいきます。

ですが崩されると同時に、睦夫も関の指を握り、関よりわずかに早く、指をへし折ります。(人差し指あたりでしょうか)

関は腕を離し、苦悶の表情を浮かべ、睦夫は脱出。中盤は睦夫優勢・・・大雑把ですが、こんな感じでしょうか。

試合中盤の考察

正直、いくら高専柔道が実践向きでも、戦場で実際に殺し合いをしている睦夫からすれば、いくらでも対処できそうです。

この辺りで陽対陰の差が出てくるのではないでしょうか。

やはり陰側の非情さを持たない関は、苦戦を強いられると思います。

試合終盤(関の覚醒)

終盤は、追い詰められた関が覚悟を決めだす描写が描かれ、入江文学も恐れていた「真の意味で本気になった」関の反撃が始まると予想します。

試合終盤の展開

容易に掴むことが出来なくなった関は、再び睦夫の容赦ない攻撃(金的や目突きを交えた打撃)を浴びせられる。

ダメージを受ける中、関の頭の中に金隆山や芝原の命を懸けた戦いや、自分を信じる仲間たちの回想が流れ、雄叫びを上げた関がついに覚醒

睦夫の打撃を敢えて受け、睦夫の腕を掴んだ瞬間、睦夫が対処できないほどの速さで腕ひしぎ十字固めで即座に睦夫の腕を折る・・・

試合終盤の考察

手負いの睦夫相手でも覚醒した関は力を緩めず、観客も選手たちも、これで関の勝利を確信するでしょう。

ですが、皆さんも忘れていませんよね?

睦夫は十兵衛と繋がっているということを。

決着(十兵衛の策)

関をどうしても排除したい十兵衛と入江文学は、睦夫を勝たせる為の策を講じてくるはず。

それが何なのかは分かりませんが、試合中に関が気を取られる何か・・

例えば・・・

関のセコンドの村井に、突然現れた川上竜が襲いかかり、関が「虎!」と気をとられた瞬間、睦夫のハイキックが関の後頭部を直撃。
関は崩れ落ち、そのままKO・・・

例を挙げてはみましたが、正直どのような策かは全くわかりません。
ですが、十兵衛曰く川上はすでに十兵衛のラジコンになっている為、川上を使って何かしらしてくるのではないでしょうか?

それに川上を使って何かしたところで、すでに敗退した徳夫のセコンドなので、十兵衛も睦夫もお咎め無しとなるでしょう。

早々に関を排除させたいという描写が何回も描かれていますので、十分にありえるかと思います。

上記例で無いにしろ、十兵衛はなんらかの方法で睦夫に手を貸すハズ!

睦夫はすでに十兵衛のことを「徳夫」と言うほどの仲ですし・・・

睦夫の勝利と予想!

柔道最強の関ですが、実際に戦場で命を懸けて戦っている睦夫には一歩及ばず、睦夫が勝つと予想します。

何より、主人公の十兵衛と睦夫が繋がっているということが、この試合の勝敗を握るカギだと思います。

表向きには睦夫の詳しい情報はありませんが、裏の世界を知る田島は睦夫の強さを知っていました。

田島がボクシングヘビー級チャンピオンになった3日後に、すぐさま睦夫にトーナメントの招待状を送ったくらいですから。田島しか知らない睦夫のやばい情報とかありそうです。

戦場では凄まじい強さで、裏の世界の人間は「吸血鬼」の名を聞いただけで誰もが震え上がるとか・・。(吸血鬼は睦夫の戦場での通り名)

まとめ

関と睦夫の経歴から、睦夫の勝利と予想させて頂きましたが、奇才・木多先生はこれまで我々読者には想像もつかない試合展開を描いてきました。

今回も木多先生の描く試合像は、我々読者の予想からはかけ離れたものかもしれません!本当に二人の試合が楽しみです。

※この記事は2019年5月現在の情報をもとに書かれています