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ヤングジャンプで連載されていたヤンキー漫画に「CUFFS」という作品があります。ストレートなヤンキー漫画ではなく、設定も斬新でアクションシーンもかっこいいのですが、いくつかつっこみどころがあり、ただカッコイイだけで終わらないのがこの作品の魅力でもあります。ヤンキー漫画としては名作で、隠れファンも多いのでこの作品の魅力を知った上でCUFFSを見たら面白さは倍増するはずです!
主人公となるのが、最強のチンピラと恐れられた久宝龍二(くぼうりゅうじ)とイジメられっ子の高校生沢渡憂作(さわたりゆうさく)です。しかしこの2人が一緒に出てくる作品ではなく、沢渡憂作は久宝龍二の息子なのです。しかし久宝龍二は家に全く寄り付かないチンピラで自分に子供がいることすら知りません。
そんな中物語は久宝龍二がチンピラにピストルで撃たれて死んでしまうというところから始まり、沢渡憂作も同時期にイジメによって自殺を試みるのです。そこで神のいたずらか久宝龍二の魂は沢渡憂作の体に乗り移ってしまい、久宝龍二は沢渡憂作として第二の人生を歩み始めます。
沢渡憂作は幼い頃からイジメられていましたがその原因というのが、久宝龍二がケンカをして大きな事件へと発展し、それが新聞に取り上げられてしまい父親がチンピラだとバレたことが原因です。
しかし普通は父親チンピラだったら怖くないですか?
もしも父親が帰ってきて自分の息子がイジメられていると知ったら…と思うとその仕返し怖すぎますよね。何でそれがイジメの原因になったのかが意味不明です。
ただ、これで設定的には「イジメられてた男の子が魂が入れ替わり最強ヤンキーになっていく」という斬新かつ面白味のある設定になっていくのです。
どんなに最強のチンピラとは言え、貧相な体をしている沢渡憂作に乗り移ってしまったことでケンカが思うようにいかないというシーンがあります。初期の方ではヤンキーの先輩とケンカして「体が思うように動かない…体が小さいからか…」と沢渡憂作自身が言っているシーンもあります。しかし、
その初期設定があるのは最初だけです。
その後からはその体の設定は無視でどんどん強い敵を倒していってしまうのです。後半に関してはケンカ慣れして筋肉がついてきたと納得できますが、初期の方に関してはその1シーンですら体の貧相さに触れていません。強くなるの早すぎます。
あらすじでもわかるように沢渡憂作に乗り移った久宝龍二はチンピラにピストルで撃たれて死んでしまっています。どんなに強いチンピラでもピストルには勝てない…というシーンもあり、納得してしまうシーンなのですが、作品中盤後半にかけてみていくと…ピストルなんてレベルじゃない人達と戦ってるんです!むしろピストル相手でも動じずにピストルを一瞬で解体する技術なんかも持っていたり、ナイフはもちろんその他飛び道具や剣などと戦っても勝っているんです。
チンピラに囲まれている中でピストルに撃たれたらどうしようも出来ない…とも思えますが、何人もに囲まれて勝っている場面もあります。こんなに無敵なのにどうしてピストルで撃たれて死んでしまったのでしょうか…。沢渡憂作になってからの戦い方を見る限り、その銃弾も交わせたのではないでしょうか…。
この作品の舞台は達川町という架空の街なんですが、この街はとにかくヤンキー多すぎます。多すぎるだけではなく、かなり物騒です。ケンカによってお店のガラスが割られたりなんていうのはザラにありますし、遊園地を貸しきってケンカしたり高速道路の真ん中でケンカをするなんてアクション映画さながらのシーンまであります。もうヤンキー幅利かせ過ぎます。
更に最終巻に至っては関西VS関東となり、数百人単位のヤンキーが達川町に押し寄せてくるなんてストーリーまであります。そのせいで、街には暴徒が溢れたり…なんてこともあり、もうそんな街住めません!
話の展開だけ見ていくと、元の久宝龍二は嫁を置いて出ていき、更にケンカに明け暮れるという生活をしている性格最悪なチンピラなのですが、沢渡憂作としての他人との関係を見ているとめちゃくちゃ正義感もあって優しいのです!
漫画の設定として改心していく久宝龍二という設定もあるのですが、それにしても優しすぎます。沢渡憂作になってから久宝龍二時代の過去を振り返るシーンもいくつかあるのですが、回想シーンの久宝龍二もかなり優しい性格で、仲間思いと、最強に恐れられたチンピラとは思えない程の性格なのです。
今回5つのつっこみどころを紹介しましたが、まだまだCUFFSにはつっこみどころが満載です。単純にアクションシーンがかっこよくヤンキーとしての姿もかっこいいのがこの作品の魅力です。更につっこみどころ㈬で書いた達川町の危険さ…が原因となり発展した続編も現在出ているので、そちらもおすすめです!